12月定例会において「視覚障害者の情報保障について」一般質問しました。市民に配布する情報紙は誰もが公平に手に入る状況になければならないと考えております。
(1)情報保障の実態について
Q 音訳CDの配布状況は。
A 広報戸田市は約20人、とだ議会だよりが約10人、戸田市障がい者総合計画は配布はしていないが、貸出用として音訳CDを3部作成している。
Q 音訳CDの存在を知らない視覚障害者がいるとお聞きしている。広報の特集ページに視覚障害者の情報保障についての掲載、市ホームページに音訳CDの一覧を掲載、転入者などに窓口での周知を。
A 視覚に障害がある方に対する音訳CDなどの情報保障については、転入時、手帳取得時、障害福祉サービスのプラン作成時など、相談事業所や障害福祉課の窓口で周知していく。広報戸田市や市ホームページへの掲載について実施する。
Q パソコンやスマホを保有していない方への配慮は。
A 市民全員に配布するような印刷物については、音声コードを添付するなど、視覚障害者への情報保障に配慮するよう庁内に周知する。
(2)読書環境の整備について
Q 読書バリアフリー法の環境整備について当事者の声やニーズを聞くべきでは。
A 様々な機会を捉えて視覚障害者の方から意見を伺う。
Q オーディオブックの導入、デイジープレイヤー試聴は。
A オーディオブックの導入は今後研究していく。デイジープレイヤーは図書館に3台ある。試聴は現在行っていない。
読書バリアフリー法は、視覚障害者の利便性の向上として電子書籍等にはオーディオブックが含まれている。デイジープレイヤーは、近隣自治体は試聴可能なところが多く、戸田市も利用できるように改善を要望。
(3)日常生活用具の給付について
Q 視覚障害者の日常生活用具は、情報・意思疎通支援用具がある。一生に一回の給付となっている用具があるため、見直しを。
A 障害等級要件や耐用年数等については、他市町村制度も参考にしながら検討する。
私たちは様々な情報に触れており、情報の取捨選択は自らできます。しかし、視覚障害者の方は情報の取捨選択さえも限定されています。市役所全体として「誰一人取り残さない取組み」を望みます。