29，30日の2日間において、淡路島における株式会社パソナグループが展開している地方創生の取り組みを視察してきました。株式会社パソナグループは、人材派遣の他、地方創生ソリューション等を展開している会社です。

パソナグループは、淡路島において2008年に独立就農を目指す農業ベンチャー支援制度を創設、2011年に兵庫県より人材育成・雇用創出事業を受託し、地域資源を活かした施設の開設やイベントの開催しました。2012年には廃校の小学校をリノベーションし、マルシェやレストラン、ミニ動物園を開設、既存の施設を利活用または新築し島内に多くの事業を展開しています。

今回の視察は、関係者からのお誘いにより同行させていただきました。このような地方創生の取り組みは以前から関心を持っていたところです。

淡路島には、ドラゴンクエストやゴジラを利用したジップライン等、二次元コンテンツの世界観が体験できる自然体験型アニメパーク「ニジゲンノモリ」や、アニメ（鬼滅の刃など）を活用した謎解きゲーム、ハローキティの世界が楽しめる施設など、子どもから大人まで楽しめる施設が多々あります。他にも建築家・坂茂氏による木材を組み合わせて作られた全長100mのウッドデッキでは、自然を感じながら禅やヨガの要素を取り入れた瞑想体験などができます。パソナグループの事業は多岐に渡り、近くには農業体験や農家の採れたて野菜を提供した食事ができる施設などもあります。今回は短時間で駆け足での視察でしたが、次回行く際はいろいろと体験する時間をつくりたいと思いました。こうした行政と企業が協力して成功した地方創生の取り組みは、地域の魅力を高め、地域活動の活性化につながります。

戸田市においては、廃校もなく、利用できる地形も乏しく、そういった限られた今ある資源の中で何ができるのか、考えていかなければなりません。今回の視察を調整いただいた関係者には御礼申し上げます。

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