市職員のメンタルヘルスケア及び採用について
令和2年9月定例会において職員の働きやすい環境づくりについて一般質問し、その後の状況確認、新たな政策の提案をいたしました。
①長期休職者及び予備軍への対応について
Q 長期休職者数は。
A 8月1日現在、90日を超えて休職している分限休職者数は4名、その内3名がメンタルヘルスに起因する休職となっている。また、90日以下の病気休暇取得者は、メンタルヘルスに起因する3名となっている。
Q 市職員の相談支援体制について。
A 令和3年9月から外部健康相談サービスの利用を開始した。このサービスは、メールや電話、オンラインにより匿名で相談ができる。昨年9月からの相談件数は、10件(8月1日現在)。
Q 外部カウンセラーなどの利用は検討しているでしょうか。
A 外部相談窓口の設置については、相談機会の拡充に繋がることから、検討する。
※面談の実施は、市職員による男性産業医のみとなっている。今後、女性職員に対応できるカウンセラーや業績評価に直結しないようプライバシーが守られた環境、外部カウンセラーの活用を提案しました。
(2)①市職員の採用について
Q 今後の採用予定について、職員数を増やしていくかどうか、方向性について伺います。
A 平成30年4月1日現在において897人だった職員数が、令和4年4月1日現在では957人となっております。また、今後につきましても増員を継続していく予定。
②福祉部への専門職の配置について
Q 明石市は、専門職の採用にあたって任期付採用を実施しており、平成25年「障害者施策推進」担当として国内の障害福祉事情に知見のある方が5年の任期付採用により、明石市の条例制定や障害に関する計画策定、関係機関との連携において一定の効果があったと伺っている。戸田市障がい者総合計画を多角的な視点で考えるために「障害者施策」の推進を担う職員を任期付職員として採用することのご検討をいただけないでしょうか。
A 戸田市障がい者総合計画の策定をはじめ、障害者施策を大きく展開するときなど、専門知識や施策推進に関する経験を有する方を任期付職員として採用することは、有効な手段の1つであると考えられますので、今後、状況を見ながら総務部と調整し、検討する。
③氷河期採用の実施について
Q 対象となる年齢は、氷河期世代の一部にとどまっている。今後、年齢幅を広げた募集を実施できないか伺う。
A 一部の職種において就職氷河期世代の募集を行っており、事務【福祉(民間/公務員経験者)】や保健師、技術(上級)では40歳(令和4年度)となっている。年齢要件につきましては、今後の行政課題や、本市における職員の年齢構成等も考慮しながら検討していく。
質問のポイントとして、以下の通りです。
1.市職員による外部カウンセラーの活用によるメンタヘルスケアの充実を。
2.障害者施策を展開する際には専門知識と経験が求められる。健康福祉部に障害者施策に精通した職員の採用の実施を。
3.戸田市の氷河期採用は他自治体に比べて若い年齢層の採用となっている。年齢幅を広げた募集の実施を。
多角的な視点、知識のある人材の活用により市民サービスの質の向上、市職員の負担軽減が図られると考えております。