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戸田市議会_一般質問

視覚障害者の歩行環境について

視覚障害のある当事者より複数のご意見が私のもとに寄せられました。国が作成する点字ブロック設置ガイドラインについて関係者に広く知っていただきたいとの思いで一般質問として取り上げました。

(1)点字ブロックの整備について

(2)歩行空間にある車止めポール等について

Q 破損や摩耗を含めた通常の管理について、道路巡回の際に業務委託業者が不適切な点字ブロックに気づけるような取り組みをお願いできないでしょうか。

A 月1回実施している道路巡回では、車道を通行しながら舗装の劣化や側溝の破損、路面標示の消失などを点検しており、歩道にある点字ブロックの状況を詳細に把握することは困難である。

そのため、今年度、月1回の道路巡回とは別に歩道を対象とした臨時巡回を実施して、点字ブロックが不適切に設置されている箇所を点検する予定である。

Q 市民から寄せられた事例への対応について伺います。

1件目は、市役所前の道路。課題は3点、

①石柱の位置が一定ではなく、歩行時にぶつかることがある

②点字ブロックがと路面と同系色のため見づらい

③エスコートゾーンがなく、横断時にポールにぶつかることがあります。

2件目は、17号国道、市役所南通り。

点字ブロックの上に柱があり、ガイドラインに反する事例です。また、交差点に誘導ブロック、エスコートゾーンがないため車止めポールにぶつかることがある。

3件目は、中央通り。

歩道の真ん中にラバーポールが設置され、歩行しづらい状況。

4件目は、市内の所々に見られる。

マンホール蓋があるため点字ブロックが途切れていることであり、ガイドラインに反する事例。

A 不適切な点字ブロックにつきましては、車止めポールと同様に「戸田市バリアフリー基本構想」における重点整備地区内の生活関連経路のうち21路線を対象に改善を図っていく。国道17号の歩道における不適切な事例については、管理者である国に対し、改善するよう働きかけていく。

佐藤:取り上げた事例は重点整備地区内の生活関連経路の21路線からは外れており、視覚障害者の動線を妨げないよう車止めポールに配慮していただけると伺っていますので適切な対応をとっていただけることを期待いたします。

ガイドラインには、点字ブロックの色は、路面と識別できる色とし、黄色を基本とすると表記されています。横断歩道上は、視覚障害者にとって手がかりが少ないため、まっすぐ歩くことは容易ではありません。そのため車止めポールにぶつかることがあります。エスコートゾーンは、車止めポールを避ける目的があることを情報としてお伝えします。

Q エスコートゾーンを設置する生活関連経路とは、具体的にどのような場所になるのか。また、市内にエスコートゾーンは設置されているか伺います。

A 生活関連経路とは、高齢者、障害者などが日常生活又は社会生活で利用する駅、市役所、福祉施設などの生活関連施設を相互につなぐ経路である。現在、市内にエスコートゾーンはありませんが、将来的に設置対象になるのは、駅から半径500メートル程度以内に設定する重点整備地区内の生活関連経路となる。

Q 生活関連経路21路線について、視覚障害者の通行の支障となっている車止めポールがどのくらいあるのか伺います。

A 横断歩道から歩道に接続する箇所などにおいて、車止めポールが視覚障害者の動線を妨げているものは、21路線のうち6路線15箇所となる。

佐藤:駅、市役所、福祉施設等をつなぐ経路について視覚障害者の動線を妨げているポールが15箇所。市内全域にあてはめればもっとあるのではないかと考えます。現在ある車止めポールが視覚障害者の通行の支障となっていること、安全対策がとられていないことに懸念を感じています。今後、市内全域を点検の実施、課題を洗い出し、視覚当事者の意見を伺いながら課題解消に向けて進めていただきたいと考えます。


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