「戸田市手話言語条例」が令和3年4月1日より施行され、1年以上が経過しました。施行後、戸田市の取組、効果検証について伺いました。
(1)戸田市手話言語条例施行後の取組、効果検証について
A 手話に対する理解や手話の啓発を目的として、広報戸田市での特集や、新たに作成した手話啓発用パンフレットの全戸配布、ユーチューブ公式動画「みんなで覚えよう!戸田市手話チャンネル」を配信するなど、市民にとって手話が身近なものとなるよう、普及啓発に取り組んできた。
(2)今後の取組について
Q イベント開催時の手話通訳の設置について、ホームページ掲載も含めた事前周知をお願いできないでしょうか。
A 各課には窓口やイベント等における手話通訳者の設置・派遣や、イベント開催の周知における手話通訳者の有無を記載することなどについて依頼している。改めてお知らせしたい。
Q You tube動画について、市内の方からは、市長ニュースの発信は字幕、手話がついてとてもわかりやすいと好評である。また、障害者福祉課が作成した「戸田市手話チャンネル」についてもわかりやすい内容になっており、今後も情報発信等を継続していただきたいと考えている。戸田市手話言語条例を拡げる発信ツールとして今後の計画はどのように考えていらっしゃるでしょうか。
A 今年度は、季節や天気をテーマとした「戸田市手話チャンネル」を制作しており、編集作業が終了次第、配信していく。
Q 戸田市手話言語条例制定時、当事者の声を伺うため振り返りの機会を設けると伺っている。しかし、まだ開催されていない。協議会の開催は今後どのように考えているのでしょうか。
A 来年度が戸田市障がい者総合計画の策定年度となっていることから、当事者団体のヒアリングを実施するなど、戸田市手話言語条例に基づく施策や計画策定の参考にしていく。
私は、手話言語条例の効果と意義は、制定後の周知と実行に向けた取組があってこそ実感できるものと考えます。地域で手話を学びたいが、時間が合わず講座に通うことができない、手話に触れる体験をしたい、そんなきっかけを提供できる取組を進めていただけるようにと願っております。
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