改築されたばかりの戸田東小中学校、今後改築予定の戸田第一小学校において段差の解消などバリアフリー化されています。しかし、体育館ステージにおいては段差が解消されていないことから改善を要望したく6月定例会一般質問として取りあげました。
(1)学校施設のバリアフリー状況について
Q 文科省発令の整備目標①車椅子使用者用トイレ、②建物や教室等の入口までのスロープ等による段差の解消、③エレベーターの整備について市内小中学校の現状は。
A ①校舎または体育館に設置済み。避難所となる体育館にトイレが設置されていない学校は6校である。②建物や教室等の入口までのスロープ等による段差解消は18校中12校が整備済み。③エレベーターは18校中16校が整備済み。
(2)戸田第一小学校の体育館のステージ設計図について
Q ステージ設計図についてスロープ設置の修正をお願いしたいと考えるがいかがでしょうか。
A 設計が終わり、工事請負契約に関する入札の告示がおこなわれた状況であり、設計変更は考えていない。利用が必要な場合にはステージ下の床フロアーでも代用が効くことからスロープ設置は行わなかった。
Q 合理的配慮は、配慮する側の一方的な思い込みや考えでするものではなく、当事者にとって望む形でされなければなりません。体育館のステージについて今後の合理的配慮はどのように考えているのか。
A 今後、改築が行われる学校については、ステージの高さを低くする、移動式のステージにする、ステージを設置しないなど、様々な選択肢を検討する。
(3)今後の物理的障壁の解消に向けた取り組みは。
Q (1)の調査結果から明らかになった未整備の状況について、解消に向けた対応はどのように進められるのでしょうか。
A 文部科学省の通知により、可能なものから整備を進めていく。
Q 今回の答弁からは合理的配慮を受ける側の視点が抜け落ちていると感じるが、教育長はどのように考えるか。
A 合理的配慮とは多様性と個別性である。均衡性を逸したり過度な負担が生じるものは配慮する。