電話リレーサービスをご存知でしょうか。電話リレーサービスは、聴覚障害者ときこえる人を通訳オペレーターが「手話や文字」と「音声」を通訳することにより、電話で即時双方向につなぐサービスです。私は仕事では、よく電話リレーサービスを利用させていただいております。
日本財団より多くの自治体にもっと知っていただきたいとご相談を受け、埼玉県大野知事に面談をお願いしたところ、大変お忙しい中快くお受けいただきました。
私を含めた聴覚障害者は、電話を近くや親しい人に代わりにかけていただくことがありました。しかし、電話リレーサービスがあれば、登録した後、電話番号が付与され、自ら電話リレーサービスを利用して電話をかけることができます。私は他自治体の取り組みを伺う際にこうした方法を使います。メールでは、回答までに数日かかっていたことが、すぐに返事をいただけるのでスムーズに仕事が捗るようになりました。こうした制度があることを県から各市町村に周知いただけるよう日本財団の方々と共にお願いしてまいりました。各自治体で働く聴覚障害者が自ら電話で相手方とコミュニケーションがとれる環境が前進し、当たり前になる社会を目指して参ります。
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