先日、戸田市議会において「公園内の喫煙防止対策について」一般質問いたしました。
健康増進法では、市役所含む公共施設内は禁煙、屋外である公園内では受動喫煙防止のための配慮が必要となっています。公園内の喫煙防止対策に対して、市民からは、公園内喫煙を見かけることがあり、子どもを安心して遊ばせることができないため、対策を講じてほしいとのご意見がありました。健康増進法の趣旨としては、「望まない受動喫煙をなくす」「受動喫煙による健康影響が大きい子ども、患者等には特に配慮」することになっています。そこで、本市の対策について確認しました。
①公園内の受動喫煙対策について
A 本市が管理している公園内では、「戸田市受動喫煙防止対策ガイドライン」に基づき、他の公園利用者へ配慮する喫煙マナーや社会的なルールが守られている場合には、喫煙を可能としている。その為、受動喫煙防止対策としては、令和元年度に市内114箇所の公園にマナー啓発看板を設置し、喫煙者に周囲への配慮を促している。
佐藤:マナー啓発看板は、ベンチ等から離れている箇所に設置されている公園が見受けられ、効果があるかについては見えないため、効果検証について要望する。
②公園内の喫煙状況を踏まえた今後の対策について
A 依然としてタバコの煙や臭い等、受動喫煙防止に関し、市民の皆様からご意見をお寄せいただいている。そのような状況を踏まえ、望まない受動喫煙をなくす第一歩として、他自治体の先行的なケースを参考に、公園内を禁煙とする実証実験に取り組み、課題や効果を検証したいと考えている。
Q 公園内の受動喫煙対策に向けた取組みは、さいたま市や横浜市なども公園内での全面禁煙化が進められている。
公園内を禁煙とする実証実験は、対象公園、期間、周知等、どのように進めていくのか。
A 対象公園は、彩湖・道満グリーンパーク、荒川水循環センター上部公園などの一定以上の空間を確保できる大きな公園を除き、全ての公園での実施を想定している。期間については、実証実験に対するアンケート調査等を含め、半年から一年程度、一定の期間を確保し、実施したいと考えている。事前に広報や市ホームページで掲載するなど、広く周知を図っていく。
Q 公園内では、たばこの吸い殻をはじめ、ごみのポイ捨てなどが散見される。本市は、「戸田市ポイ捨て等及び歩行喫煙をなくす条例」が制定されている。こうした条例の施策展開を含め、たばこのポイ捨て等のごみが散乱している場合は、どのように対応したらよいか。
A ごみが散乱している場合は、各公園に管理者の連絡先等を掲示しておりますが、分からない場合は、みどり公園課にご連絡いただければ、現地を確認のうえ、必要な対応を行う。
佐藤:戸田市は、今後受動喫煙対策として公園内を禁煙とする実証実験を行っていきます。その際に啓発看板等、周知や進め方に課題があれば協議が行われます。アンケート調査等を行いながら進めていくと伺っておりますので皆様のご協力をお願いいたします。
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